大変貌の渓
2013.9.20(金) & 9.21(土)
台風18号の爪跡です。
9月中旬に日本列島を通過した台風18号ですが、各地で災害を誘発したようです。
当時TVのニュースから入ってくる情報は、京都の洪水や、和歌山(だったかな)の突風(竜巻?)による被害が印象的でした。しかし、大雨による水害が岩手で発生していたなんて、現地に来るまでまるで知りませんでした。何でも松川が大氾濫したそうです。
八幡平温泉郷に送られてくる温泉を通すパイプが流されたとか。
しかし、松川は平水に戻っている、とクボタロッジのおじさんから事前に電話で聞き、これは良い釣りができるのでは何て期待して行ったんですが...
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9/20、快晴。
川に着くまでは、おじさんと「今日は釣れるぞ~」なんて感じで盛り上がっていたんですがね。
ロッジを出てすぐ、ペンション村下の松川を渡る橋から見える流れが見事に変わっていました。
そして、山を越えて目的の川に到着。水量は少し多め程度で、釣りは出来ますが...
川の流れは1週間前とは全然変わってしまっています。右の流れが、左に、その逆しかり。
河畔林が流され、流木はたくさん。あるポイントに長さ3m位の大きなコンクリのブロックがありましたが、数百メートル下流に流されて転がっていました。
ここ数年で蓄積した、自分なりの好ポイントなんか、跡形もなく消えてしまいました。
で、釣りの方は、たまに小物がつつきますが良型の反応は皆無。
下の本流に移動しても水量が多くて釣りが困難でした。ここも反応なし。
最後は林道を奥まで走って、上流部を釣りましたが、ダメでした。
まあ、川がこんなになってしまっては、釣れる気がしませんでしたので、この日の貧果は別にこたえませんでした。それに、おじさんと一緒でしたので、釣果がどうであれ楽しく過ごせましたしね。
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9/21、単独釣行。
同じ水系の本流を目指します。最初に目指したポイントには先行者が入っていたので、その下流域を探ってみますが、この日も水量が多く、遡行が大変でした。反応はほとんどなし。
この本流域も相当増水したようです。河畔に生えている木々の枝の高い位置にたくさんの草やゴミが引っ掛かっていました。ちょっと、不気味な感じを受けました。
前日の支流の下流域をやったり、本流に戻ったりと、右往左往しました。暗くなるまで釣って、チビとアベレージサイズの2つで終わってしまいました。
そうそう、車で移動中、秋田の某有名ビルダーさんの車と2回もすれ違いました。同じく釣る場所を探して彷徨っていたのかもしれません。
釣れないことよりも、ズタズタになってしまった川を歩いて、正直気が抜けてしまった感じです。
こんな感じの単独釣行だったので疲労感、虚脱感は大きかったです。
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今回、魚の写真は一枚もありませんので、料理の写真を幾つか載せてみました。
初日の夜は、いつもとは趣向が違って和食です。
まずは、枝豆とゼンマイで一杯、
そして刺身で一杯、
キノコの炊き込みご飯、お吸い物、焼き魚を頂いて、
漬物で焼酎をチビリチビリとやって、いつもより早めに就寝しました。
2日目の夜は、八幡平牛、ラムなどのBBQでした。
周囲の明かりはほとんどなく、けっこう風が拭く中でのBBQはなかなか良い雰囲気でした。炭火も暖かく感じ、夏とは違います。
木々が風に揺れて、自分の中のイメージは”風の又三郎”の世界です。淋しいですね。もう早くも晩秋という感じがしました。こうして渓流釣りのシーズンも幕を閉じてしまうのでしょう。
さて、最終週の釣りはどうなるのでしょうか?
期待半分、絶望感半分、といった心境です。
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