三口イワナ
2014.6.19
愛嬌ある顔つきです。
大物狙いです。
ちょっとセコイけど、今回は直接このポイントに入り、朝10時からじっくり粘りました。
水辺に立つと早々にライズが起きて32cmのイワナが釣れました。この時点では日が差していて良い感じでした。
この後も期待できそうなので、写真は適当に撮りました。
でも後から考えてみると、あそこで32cmかあ...
じきに日が陰ってしまいライズがなくなり、反応なくなりました。水温は8℃。日が差し込なくなるとまだまだ寒さを感じます。
次がなかなか釣れません。
対岸スレスレで始まったピシッというライズ。この素早さは大物ではなさそうです。これは取れましたが、待望の2つ目は尺に到底及ばないサイズ。ネットも使わず、写真も撮らずにリリースしました。
この岸際でこの出方とこのサイズ、やはり苛められているということでしょうか。連日攻められているのでしょうかねえ。
かなりの時間が経過して、3つ目が...
この魚、それまでに何回もフライに反応するのですが、なかなかちゃんと食ってくれないんです。
遠目にはフライを食ったように見えても、何度もすっぽ抜けました。フライのすぐ近くでライズしたり、フライの下でモワっと背中を出したり、かなりじらされましたが、最後はフライが落ちたとほぼ同時の反射食いみたいな感じの出方で、こちらも反射的に合わせるとフッキングしました。それまでのアタリで針が当たってなかったのが幸いでしたね。
メジャーを当ててみると38cmにちょっと届かず。本命ですから、今度はたっぷり時間をかけて撮影しました。
当然嬉しかったですが、同時にやっと釣れたという疲労感も。
このプール、分かる方は分かると思いますが、岸際ギリギリ1~数センチで起こるチョピッという上品なライズを狙います。ゆっくり流すと、そこに潜んでいる大イワナが、運が良ければ出るわけです。
手前の、まあキャスト可能な岸際(向かって右側)は今回の感じだと厳しくなっているようです。てなわけで、奥の遠い岸際(向かって左のワンド)を狙うために4番ロッドにWF#4ラインで臨みましたが、番手を上げれば良いという分けではないことが分かりました。木が張り出していて、キャスト出来ませんでした。近ければ角度を付けて投げ込みたいところですが、距離があるので角度をつけたくても無理でした。結局、流れに任せてラインを出してポイントに送り込みましたが、手前の流れにラインが引っ張られてしまい、なかなか奥を流せません。本当に運よく奥を流すことができると、フライに反応してくれました。しかしラインがダラダラな感じで伸びていて、アワセを入れてもほとんど掛かりません。
一度だけ掛かったのですが、きちんとフッキング出来なかったのと、ラインが長くて揺れるんでしょうね。バレてしまいました。結構大きかったので悔しかったですよ。多分、超えていたと思います。
奥~の熊笹の手前まで流れにまかせてラインを送り出していたら、フルライン出てしまいました。釣っているとそんなに離れてないように感じますが、結構距離あるんですね。
技術は当然、知力、そして体力の限界、という感じ。もうこれ以上、僕には諦めるしかありません。
でもこれでようやく、この渓の呪縛から解放されたので、ホッと一安心。
さて、宿泊は毎度のクボタロッジです。
この日の夕食はキム猫さんと、殿様(tonoさん)とテーブルを囲みました。
メインは初という”杜仲茶ポーク”のしゃぶしゃぶ。
会話は弾んで、以前から気になっている謎の人物”うぐいちろう先生”のことが少しだけ分かったので、ちょっと安心しました。
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黒板サイズ、おめでとうございます!
奥のワンドは相当なタイトループじゃないと投げ込めないですよね。
僕はラインを送り込もうと思いましたが、手前の流れに引っ張られてダメ。
水量が落ちていると攻めやすいんでしょうけど、その分シビアになるだろうし。
まあ、簡単だったら、とっくに釣りきられてしまうでしょうから、これくらいで良いのでしょう。
投稿: えふ | 2014年6月22日 (日) 10時00分
えふ さん、
ありがとうございます。でも、本当にもう限界です。
あそこに長く立ち込んでいると足が冷えて、感覚がなくなって、しびれてしまいます。
やはり晴れて気温、水温が上がらないと、釣りをしている方も厳しいものがありますね。
投稿: A | 2014年6月23日 (月) 19時20分