ボーグ71FL
2015.1.6
大人のオモチャです。
ボーグと聞いて、大半の方はピンとこないのではないでしょうか。
TOMYTECという会社から発売されている天体望遠鏡のことです。
天体望遠鏡を構成する対物レンズと鏡胴をデジタルカメラに接続して撮影する手法を、野鳥撮影に利用しようというものです。通称”デジボーグ”と呼ばれています。
昨年末、口径71mmの71FLという対物レンズを中心としたパーツ類を一式セットで購入しました。
口径71mm、天体望遠鏡は口径でサイズを表すようですが、イメージ沸きませんよね。なじみのある表現に変えると、ずばり、焦点距離400mm、F5.6です。
まあ、細かいことは置いておいて、カメラに装着したイメージを見てみましょう。
はい、これを見ればすぐご理解いただけますよね。
これで遠くにいる小さな鳥を激写するわけです。
このデジボーグによる撮影をAFで行うシステムを”AFボーグ”と言います。
更に、PENTAXの×1.7FAFアダプターをかませると半AF化できるのです。”半”というのは、FAFアダプターのAF作動範囲は狭く、ある程度MFでフォーカスを合わせてからAFするためです。
FAFアダプターが×1.7リアコンを兼ねるので、これで680mm、更にセンサーサイズがAPS-Cなので、これを35mm換算すると1020mmに相当します。ただしF値は上がって、たぶん9.5くらいでしょうか、暗くなってしまいます。なので、明るさは超望遠のいわゆる大砲レンズには全然かないません。
ただ、FAFアダプターによるAFって、想像していたよりもずっと早いので驚きました。
公開されている多数の作例を拝見すると、どれも素晴らしい写りなんですが、実際はそんなに甘くはありませんでした。
ちょっと使ってみたのですが、なかなか綺麗に写りません。撮影はブレとの戦いです。
これまでブレをこんなに意識したことありません。なんせ2秒タイマーでミラーアップした状態でシャッター切ってもブレて写ってしまうのです。これにはさすがに「なんてこった...」でした。
そのうち、ビシッと決まった鳥の写真を掲載したいと思いますが、その前に挫折しなければ良いですね。
しばらくはこれをいじって遊べそうです。
ところでTOMYTECって、字のごとく玩具メーカー”タカラトミー”のグループ会社だそうです。
まさに、大人のおもちゃですね。
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