アートで巡る 八ヶ岳山麓
2016.11.5 & 11.6
アートと食で巡る秋の旅
先週末の旅行記録です。
今回は”八ヶ岳デイズ”2016年秋号の記事を参考にした旅となりました。
この号の特集は、”芸術と八ヶ岳~日本で一番アーティスティックな山の麓~”
なかなか良さげな施設やスポットが紹介されていました。
どれも魅力的でしたが、今回は以下に絞って巡ってみました。
上から順に、井戸尻遺跡(p19)、尖石遺跡(p22)、御射鹿池(p44)、小海町高原美術館(p70)の記事の写真です。結果的に掲載ページ順に巡りました。
一気に書いてしまうので長くなってしまいますが、ご了承下さい。
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というわけで、11/5(土)朝自宅を出発。
明るくなってからの出発では渋滞に巻き込まれてしまいますね。でも、八王子の料金所を抜けると、スムーズに流れ始めました。
現地で朝食を食べる計画なので中央道を長坂ICで下り、向かった先はこんなパン屋さん。
午前8時半開店だそうで、ちょうど良い時間に到着しました。
店のデッキには椅子とテーブルがあり、そこで食べることもできましたが、日が差しこまない寒そうな場所だったのでテイクアウトとしました。
こちらのパン屋さんは、雑誌”KURA”に紹介されていました。
道の駅に車を停めて食べましたが、美味しかったですよ。
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「縄文と芸術」という記事に紹介されていたスポットへ。
まずは、井戸尻遺跡にある井戸尻考古館に向かいました。
沢山の土器が展示されていました。
かつてこの地域に最も人口が密集していたそうですが、初めて知りました。
考古館の外には、復元された竪穴式住居や水車があり、のどかな雰囲気でホンワカしますね。
観光客がほとんど訪れていなくて、のんびりと見学することができました。
一カ所見ただけですが、早くも昼の心配をし始めました。
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ランチは、井戸尻遺跡からそう遠くない場所にあるこんなお店で。
”DILL EAT LIFE”
場所は小淵沢ですが、通りから細い道を入った別荘地のような区画の静かな場所にありました。
かつて吉祥寺に住んでいたという料理研究家?の方の店だそうで、本も出版されています。
開店直後だったので、何とか待たずに座ることができました。
知る人ぞ知る、という感じのロケーションでしたが、次から次へとお客さんが訪れるので驚きました。本も出版されているくらいなので皆さんご存じなのですね。まあ、人のことは言えませんけど。
チキンの玄米ランチを頼みました。付け合せの野菜なども含めて、大変美味しかったです。
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お腹を満たした後、紅葉を眺めながら、しばしのドライブとなりした。
小淵沢から原村を経由して、尖石遺跡を目指します。
とても見事に色づいていました。
でも写真はというと、車を道端に停めてのお気軽撮影となると、撮影場所も限られてしまって、なかなかうまく撮れるもんではありませんね。
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続いて、尖石縄文考古館に立ち寄りました。
こちらは井戸尻考古館に比べて建物も新しくて立派、訪問客も多かったです。
展示物は、出土した土器と土偶です。
上が”縄文のビーナス”、下が”仮面の女神”。何とも素敵な命名ですね。
どちらも国宝だそうですが、実物が展示されていました。
”仮面の女神”のオブジェが販売されていたので、思わず買いそうになりましたが、いい顔されなかったので諦めました。今度一人でこっそり来た時に買ってしまうかもしれません。
屋外には、同じように竪穴式住居が再現されていました。
井戸尻遺跡は一棟だけでしたが、こちらは6棟復元されていました。
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この後、奥蓼科方面に車を走らせ、御射鹿池に立ち寄ります。
写真だけ見れば、静寂な感じがしますが...
実際は、先日紹介したように見物客でごった返しており、じっくり撮影することは不可能でした。
上の写真は横位置の物を縦にトリミングしたものです。
こうも観光地化してしまっては風情も何もないので、早々に退散ですね。
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国道299号~通称メルヘン街道を走り、宿泊地である白駒池向かいました。
途中の紅葉の見事なこと。
写真の方は、相変わらず何の芸もなくさえない写りですが...
麦草峠を越え、白駒池入り口にある駐車場に着きました。
ここからは徒歩で白駒荘に向かいます。歩くといっても10分程度なんですけどね。
鴨肉の燻製などの小料理、しゃぶしゃぶ、ハンバーグなど、山小屋にしては豪勢な料理でした。まあ、国道から徒歩10分なので、食材の搬送も容易なのでしょうね。
写真撮影しかしませんでしたが、夜は遅くまで、朝も暗いうちから楽しむことができました。
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国道299号を小海方面に下って、最後に向かう場所は、小海町高原美術館です。
例によって、途中の紅葉は見事ですが...
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そして、狙って訪れたわけではありませんが、今話題の映画の展示が行われていました。
そのせいかどうか分かりませんが(多分そのせいでしょう)、開館早々結構な人で賑わっていました。
展示内容は全て、「君の名は。」で、他の展示は何もありませんでした。
実は我が家は、まだ誰もこの映画を見てませんでして...
撮影可能なのは、入り口のスペースのみ。
ちょうど、館長と思われる方が地元テレビ局の取材を受けていました。
この映画の監督の出身地なんだとか。そんなの全く知りませんでしたよ。
コンクリートの打ちっぱなしの安藤忠雄氏設計という建物は、素人ながらにも、なかなかし洒落たデザインだと感じました。
でもこの先は撮影不可になっています。
撮影禁もあってかメモを熱心に取りながら見学している人も見かけました。ファンにとってはたまらないイベントなのでしょうね。
まだ特にファンにもなっていない我々ですが、映画の内容を知らなくても楽しむことができました。BDのソフトが発売されたら鑑賞することにします。
入場料は大人500円という良心的な値段でした。更に、美術館の入場券を見せると隣接している温泉施設”八峰の湯”が100円引きの400円で利用できます。
美術館に併設されたレストラン”花更紗”でランチを食べて帰るプランなので、それまで温泉に浸かって時間をつぶすことにしました。
11時の開店直後に行きましたが、すでに満席...
何でも映画に出てくる物を再現したパンケーキを提供しているらしく、どうやら皆さんそれ目当てに速攻で入店したようです。
店の外から眺めていると、皆さんの前には同じようなケーキが並んでいました。
約30分待って入りましたが、その前にパンケーキは全て完売。まだ映画を見ていない身からすれば、特に食べたい代物ではありません。
僕らが食べている頃には、パンケーキが既になくなっていたためか、新たに人が押し寄せてくることもなく、店内はゆったりしていました。
”八峰の湯”にハルちゃん(小4)の学校の先生が来ていたそうです。「君の名は。」展目的だと察します。普通に「こんにちは」と声を掛けたら、驚いたそうです。まあ、ビックリしますよね。
雑誌の特集に沿って巡ってみましたが、普段興味の向かないような施設を見る機会もあって、なかなか楽しめました。
全くの偶然ですが、最後に流行の先端に少しだけ触れることができて良かったかな。
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コメント
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私もこの二つの土偶大好きです。紀元前2000-3000年ころ、このあたりは黒曜石が取れたこともあり、非常に栄えたようですが、その後寒冷化に伴い衰退していったようです。諏訪の博物館も非常に面白いです(茅野市と諏訪市は連携あまりしないようです)
投稿: mori | 2016年11月11日 (金) 21時21分
mori さん、おはようございます
この土偶、本当に良いですよね。買っておけば良かったと思っています。
諏訪にも博物館があるのですか。今度チェックしてみます。
久々に諏訪大社にも行ってみたくなりました。
投稿: A | 2016年11月13日 (日) 10時04分