残暑
毎年、夏の暑さに参っていますが、報道によれば、今年の暑さは例年よりも実際に暑いらしいとか。
毎日繰り返される各地の最高気温の報道がなければ、体感的には例年と同じに感じるというのが、個人的な感想。
どこどこで39℃越えだとか、浜松の41.1℃は日本最高記録に並んだとか、具体的な数字を並べられると、脳内で暑さとウンザリさが増幅されているかな。
体感的な暑さは置いておいて、ほんの2~3度高くなるという予報を聞いただけで、外に出る前から頭の中でウンザリします。
1~2度の差も大きいかな。更にいうなら、35℃を超えるかどうかで、かなり印象が変わってきますね。
こういった物差し、釣れた渓魚のサイズについても同じことが言えますね。ほんの1cmの違い、もしくは尺という人為的な境界線に、釣り人は一喜一憂するわけです。
さて、このちょっとした数の違い、心理的に大きな影響を与えるのは、気温と魚のサイズだけではありませんね。
ここまでは前置きで、これからが今日の本題になります。
ここにきてようやく、コロナ報道における東京都の問題が明らかになりました。
もうはっきり、”情報操作”と言っても良いでしょう。
いつ頃からだったか忘れましたが、このところ新規感染者数と同時に報じられているのが、重症患者の数。
感染者数が増えていく中で、重症患者数が増えていないことを、医療崩壊や”第2波”到来の懸念を否定する根拠のように、都知事は連日の会見で話していました。この重症者数、ことさら強調していましたね。
つまり、この数がより少ない方が、”うまく抑え込んでいる”、”春先とは状況が違う”というストーリーの構築に有利に働くわけです。
ところが、この重症者の基準、国(厚労省)の定めたものと違う(ICU患者を含む/含まない)のだとか。
しかも、春先は国の基準で報告し、いつの間にか都独自のものに変えていて、何の説明もなく独自基準の数を報告していたいうもの。これで春先と状況が違うことを強調されてもね。
実際に少なくても、しょせん調整された数字なわけですよ。他にも色々いじっているんじゃないか?、と疑惑を生じますね。
この基準が臨床現場での重症度の振り分けに、国と都でどちらが適しているかという議論以前に、勝手に途中から変えて報告していたことが問題です。
毎日の会見前に開かれている”モニタリング会議”とやら、胡散臭いですね。参加者は皆、都知事と同じ緑をモチーフにしたデザインの作業服みたいの着て、いったい何を話し合っているのやら?
まさか、ただ日々の集計しているだけってことないですよね。
あっ、集計〆切時間の操作による感染者数の調整とか、重症者の基準の変更とか、色々とやっていそうなことありました...
残暑の暑さよりも、都知事のウソ、ごまかし、インチキに、もういい加減ウンザリです。
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