尾瀬(4)
復路です。
”赤田代”にある温泉小屋を発ち、”東電小屋”、”牛首”経由で”山の鼻”へ、そこから”鳩待峠”を目指しました。
歩き始めたのは、確か7時半過ぎ、
山小屋のベンチの足元の苔、
綺麗でした。
小屋の脇を流れる沢?、赤く染まっています。
温泉(鉱泉)に含まれる鉄のせいでしょう。
もしかしたら、”赤田代”の名の由来かもしれませんね。
歩き始めてすぐの木道脇の赤い葉、
草紅葉は見頃でしたが、木々の紅葉はまだ始まったばかりでした。
閑散としていました。
まだ早い時間なので、この日尾瀬入りしたハイカーはまだこの辺りまでたどり着かいないであろうこと、そして山小屋の半分が閉鎖しているので前夜小屋泊の人が少ないことが、影響いているのだと思います。それと、こんな空模様も。
東電尾瀬橋で、只見川を渡りました。
この優雅な流れ、北海道の川を連想しました。
曇り空の下、人気のない木道を進みます。
このちょっと荒涼とした雰囲気、好きです。
休業中の”東電小屋”を通過、
前も、そして、振り向いても誰も歩いていません。
各所にクマ除けのベルが設置されているのも理解できます。
全て慣らしながら通過しました。
”ヨッピ吊橋”で再び只見川を渡ると、”龍宮”からの道と合流、
焼け焦げたように色づいていている”ヤマドリゼンマイ”の葉、
近くで見ると、芋虫のように見えて、ちょっと気持ち悪いかもしれません。
この辺りから、木道脇に地糠が増えてきました。
奥に見えるのは、燧ケ岳、
”牛首”に到着しました。
ここから”山の鼻”までは、こんな天気でも沢山のハイカーとすれ違いました。
名札を首から下げたガイドに先導されているパーティーやツアーが例年よりも目立つ気がしました。
赤く染まって水面に浮かぶ”ヒツジグサ”の葉、
底の黒い地糠にオレンジ色が映えて、とても鮮やかに見えました。
”山の鼻”の到着、
ここでトイレを済ませ、花豆ソフトクリームを購入、
”鳩待峠”まで、この日初めての登りに備えて、英気を養いました。
小豆の薄いような味で、甘さはやや控えめ、少しザラッとした舌触り、
う~ん、見ているとまた食べたくなります。
10:50、今回のスタート地点であり、ゴールでもある”鳩待峠”い到着。
ここからは、乗り合いタクシーで戸倉の駐車場まで移動。
本当に楽しい、湿原歩きの2日間でした。
宿泊した山小屋でゲットした4000円分の”地域クーポン券”、
高速に向かう前に、昼食と土産物で全て消費することができました。
コロナ禍の今年、こうして尾瀬を歩けたということに素直に嬉しかったです。
今回偶然にも利用できることになったGoTo割引と地域クーポン券、二人分合わせて13000円弱相当。
そりゃ得した気分になってありがたいけど、この割引があろうとなかろうと、そんなことに関係なく、予約を入れたのは4カ月も前、
使えるものは使わせて頂きますが、旅行に行きたい人は割引きと関係なく出かけるだろうし、山小屋の泊まっているハイカーの方々はGoTo目当てで来ているように見える顔ぶれには見ませんでした。
くどいようですが、使えるものは使わせて頂きます、逆に利用しないと損な気分になるのが人間の本性と言うもの。地域クーポン券全ての額をを使いきれなかったら、明らかに何千円”損”した気分になるでしょう、きっと。
こうして自然を満喫させてもらって、税金からの総額13000円もの給付、少々後ろめたさを感じます。コロナ禍で生活に困っていて旅行に行けない人々も沢山いることでしょう。
他に優先して使うべきこと、色々とあると思いますが...
GoToキャンペーン終了後も、来年また訪れたいと思います。
私が行った時はひつじそうの花(スイレンみたい)が満開ですばらしかったのを思い出しました
投稿: mori | 2020年10月13日 (火) 21時54分
mori さん、こんばんは、
訪れる人が比較的少ない夏も良いですよね。
湿原にはワタスゲの白い花、至仏山、ウスユキソウが咲いていたのでしょうか?
尾瀬の小屋は汗が流せるので、夏でも快適ですね。
投稿: A | 2020年10月16日 (金) 21時07分